オシロスコープの修理(その1)


大分のサンアイ無線にて、ジャンクのオシロスコープを買ってきた。
とりあえず店頭でのテストで、輝線が流れるのは確認したが、果たして動作するのか?

自宅に持ち帰り、さっそく掃除に取りかかる。
ツマミ類は全て外し、いつも通りランジェリー洗濯袋に入れて洗濯機でガラガラ回す。
パネル面の汚れもひどい。黒っぽい煤けたような汚れ。どんな環境で使っていたのか、筐体を開けるのが怖くなってきた・・・。
案の定、中もすごい汚れ方。薄くCRC-556をつけたウェスで拭き掃除。その後、ティッシュで仕上げ。かなりの量を使う羽目になった。
開けたついでと、一通りのスイッチ類に接点復活剤を塗布する。多すぎたり周りに飛び散ったままにするのはトラブルの元なので(埃が着きやすかったりする)綿棒とティッシュを使い、少な目の量を塗布し、余分は拭き取るようにした。

その後、動作テスト。とりあえずどのレンジでも問題なく動作するようだ。
「X−Y」モードがあったので、正弦波を入力してみたところ、きれいに右斜め45度の輝線が。
さらに片チャンネルをデジタルディレイで位相をヅラしてみたところ、リサージュ図形を各種描くことができた。とりあえず、ミックスダウンの際にも役に。立つな

ところで、当然プローブは付属。していなかった。
(ここまでは、ワニ口クリップ線を利用)
そこで、BNCコネクタと同軸ケーブル、みの虫クリップを使い、それらしき物を作ってみた。
実用上は困らないが、校正用のトリマーなどついてないので、けっこういい加減である。やすいプローブを探して買わないとなぁ・・・。


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