オシロスコープの修理(その2)


職場用に、もう1台オシロスコープが欲しかったので、Yahooオークションにて購入。

状態は、まぁまぁ。
過去に掃除された形跡が全く無い。
陽の当たる場所で使っていたのか、つまみ類は上側だけは日焼けしている。
電源を入れてテストしてみると、一部のモードで波形が出ない。

とりあえず、つまみ類をすべて外し、掃除にかかる。
外したつまみ類は、ランジェリー洗濯袋に入れて、洗濯機でガラガラ!
(キートップの掃除と同じ方法である。)
汚れは落ち、日焼けによる色の差も、前ほどは目立たなくなった。

前面パネルを外し、ブラウン管前の目盛が入ったアクリル板も取り出す。アクリル板もブラウン管表示面もすごい汚れ。隙間から入っ、たのだろうがこんなところが真っ黒になるとは、どういう環境で使っていたのだろうか・・・。

ケース内は思ったよりも汚れていない。機密性が高かったのだろうか?多少の汚れはあったので、一応細かいところまでティッシュで乾拭きした。
次に各スイッチや可変抵抗を接点復活剤でクリーニング。スプレーだと大抵多く、しかも周りにもかかってしまうので、可能なところは綿棒で。無理なところはスプレー後に、余分な薬剤と周囲をティッシュで拭。いた(これをサボると、後でまた埃がついたりして不調になりやすい。)

前面パネルは、保護用のビニールがそのまま残っている。しめしめと剥がしてみると、ラッキー!
すべて組み直すと、パッと見には新品のようになった。
改めて機能テスト。問。題なし接点不良のみだったようである。



実は、つまみを外す際に、FOCUSつまみが抜けず、マイナスドライバをパネルとの隙間に差し込み、テコの原理で抜こうとしたら、プラスティック製のつまみの軸が折れてしまった。
つまみと軸を瞬間接着剤で固定してあった。抜けやすかったからだろうが、メンテのことなど何も考えてないな。ひどいものだ・・・。
結局、つまみと軸の中心にドリルで穴を開け、細いネジで固定した。ネジの頭は見えるが、なんとか実用上は問題なし。


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